40代の頃よりどうもおしっこの勢いがないなぁ・・・と思ってました。気にもしてなかったのですが今度はおしっこが出るまでに時間がかかるようになり、ひどい時は3分くらい便器の前に立ってました。私よりも後に立った人の方が先に終わらせていることがほとんどでしたね・・・
それでも医者にかかる暇がなかったし、とりあえず排尿は出来ているので仕事をしていたのですが、頻尿がひどくなり我慢が出来なくなってしまったのです。我慢が出来なくなる・・・というのは結構つらいですよ・・・あらゆる状況で集中力がなくなりますから・・・そうこうしているうちに一度チョロっと漏れてしまい、こりゃまずいと思ってネットでいろいろ調べたところ、どうも前立腺肥大の可能性が高いということが解かったんです。
ノコギリ課長の症状
- 尿の勢いがない
- 排尿までに時間がかかる
- 尿が二手に分かれる
- 頻尿
- 夜中もトイレで起きる
- おしっこが我慢出来ない
- 尿漏れ
前立腺肥大とは?
ごく簡単に説明しますと膀胱下にある栗くらいの大きさの男性のみが持つ臓器が大きくなってしまうこと。大きくなることによって尿道が圧迫されてしまい、排尿に困難が生じる。役目としては主に精液を作りだす臓器。(栗くらいの大きさの真ん中に尿道が通っていますのでドーナツのような形をしています)
高年齢になると肥大してしまう方が多いが、ならない人もいるます。原因ははっきりしませんがおそらく食生活と遺伝が関係していると思われます。ノコギリ課長の親父も前立腺肥大でした。おしっこが出るまでに3分~5分はかかっていたとお袋が言っておりましたね。もう他界しておりませんが、漢方薬をずっと飲んでいた記憶があります。
前立腺肥大に何故なるのか?
東洋医学的に考えてみました
前立腺肥大に何故なるのか?ということを東洋医学的にみるとどうなのか?という視点で見ていきたいと思います。実はノコギリ課長は、マクロビオティックで有名な正食料理のクッキングスクール師範科卒業で、調理師でもあります。医師ではありませんのであくまでもノコギリ課長の個人見解としてご覧ください。
厳格に正しい食事をしていると前立腺肥大などにはならないものですが、ノコギリ課長は酒は飲むしお菓子も食べるし暴飲暴食もしてしまうバカな凡夫なので血糖値は高くなるし、このような前立腺肥大なる病にかかってしまったのでしょう、まぁ身から出た錆ですのでどうしようもありませんね。
さてさて、前立腺について見てみましょう。前立腺というのは膀胱の下にある小さな主に精液を作るところですね、陰陽でいうとどちらかと言えば陽性な臓器でしょうか、陰性な膀胱とセットみたいなものですし、小さくて液体という陰性な物質を作りますので・・・
陰陽論が初めての方はちょっとムツカシイかもしれませんね・・・
極々簡単に説明しますと・・・我々人間は地球上に住んでいる物質なんですが物質というのは一定しているようで一定していないんです。仏教でいう所の諸行無常という言葉があるように、あらゆるものは常では無い・・・陰性か陽性かどちらかの性質に傾いています。
陰性と言うのは昼と夜ならば夜、男と女では女、心臓と胃なら胃、ん~分かりにくいですね・・・
大きいもの、広がったもの、冷たいもの、緩み、南国でできた果物、地球から離れていくもの、臓器を緩めるエネルギー、夏野菜など・・・こういうものは陰性な部類に分けられます。間違ってはいけない事として「これは絶対に陰性」と言うものではなく、「これと比較してこれは陰性」・・・というように相対的に判断します。相手と比較してどうかということです。
では陽性というのはどうんなものでしょうか、固いもの、小さいもの、求心的なもの、熱いもの、地球の中心に向かうもの、臓器を絞めるエネルギー、冬野菜・・・陰性と逆の物を陽性なものと分けます。例えばごぼうは土の中ででき、ピーマンは夏に地上で取れます、ということはごぼうの方が陽性でピーマンの方が陰性です。
ごぼうをさくさん食べた人とピーマンをたくさん食べた人では内臓に及ぼす影響は違います、また考え方にも違いは出てきますし、判断力にも違いは出てきます。食べたものと言うのは案外早く影響するのですよ、例えばお酒を飲むと気が大きくなったりして良からぬことをしてしまうようなことがあるでしょう、身体に入ったものというのは判断力に多大に影響してしまうんです。
では、お肉はどうなんでしょうか?肉は動物なので活発に動き回りますね、植物よりも陽性なものですが人間も同じ動物なので食物としてはあまりお勧めではありません、人間の体と言うものは緑の野菜を赤の血潮に変換する工場のようなものですので、最初から赤いヘモグロビンを取るのはマクロビオティックではあまり良くないとされています。まぁ食べますけどね、ノコギリ課長はできるだけ食べないようにしていますが、全くの0というのは現代社会ではなかなかムツカシイと思います。
このように人間の体も一定ではなくどちらかに傾いていますので、出来るだけ陰陽の間である中庸というバランスのとれた領域に持っていかなければなりません、病と言うのは陰性・陽性のどちらかにに傾きすぎると起こるものであり、それはもう悔い改めなければなりません。(マクロビオティックでは食い改めると書きます)
前立腺にとって良い食べ物とは?
東洋医学的に食べ物を分ける
それでは陽性の臓器である前立腺にとってどのような食べ物が悪くどのような食べ物が良いのでしょうか?まず悪いものは陽性なもの・・・特に豚肉や牛肉、肉食系の方は要注意です、そしてチーズなどの乳製品も注意、アメリカの人は肉食ですので心臓病が問題になっていますが、肉の脂と言うのは心臓の周りに集まるとマクロでは言われています、ですので心臓病が圧倒的に多いのですが、前立腺肥大や前立腺がんも非常に多いんです。
陽性の臓器にとって陽性の食材と言うのは良くないんですね、では陰性の物を取ればいいんだ・・・と言うわけでもありません。
陰性の物を取っていると、今度は陰性過多になり陰性の病になってしまいます。出来るだけ肉食は避け、玄米や雑穀ごはんを中心に、ごぼう、にんじん、レンコンなどのきんぴらや季節に合った野菜の煮物、海藻類、味噌汁、漬物を基本食として基準に置きます。(精進料理に近い)
肉を食べれば陽性に傾き、なすびやトマト、バナナ、ジャガイモなどを食べれば陰性に傾きます。・・・
ここで疑問に思った方もあるでしょう・・・なすびやトマトは野菜で体にいいのでは・・・?と思ったかもしれません。ですが、なすびやトマトは夏野菜で体を冷やす食材・・・陰性でも極陰性の部類に入るんですね、マクロではあまり食べません。バナナも南方の赤道付近に多く最も地球の自転の遠心力(地球から遠ざかるエネルギー)を受けている陰性な食べ物です。
日本人だけでなく欧米人にも前立腺肥大、前立腺がんは多いです、アメリカでは近年前立腺がんが罹患数の上位になっています。欧米の方の食事は肉系が多いですね、肉という陽性なものと、ジャガイモという陰性なものをとって中庸にしようとしているのですが、どちらも極端な組み合わせですので、心臓病や前立腺がんを発症してしまうのではないでしょうか。そういうわけで、前立腺肥大や前立腺がんの方は、過去にトンカツや焼肉などの肉食系の食事を取ってきた方が多いのではないかと思います。
ところが、ノコギリ課長は若いころからそんなに肉食はしていません。まぁ外食は多い方でしたが、そんなに肉は食べてません・・・では何故ノコギリ課長は前立腺肥大になってしまったのか・・・?
それは、めちゃくちゃ甘いものが子供のころから好きだったのです、特に好きなのはチョコレート、それも安物の準チョコレート・・・これは油が多いんですね、陰陽でいうと極陰性なもの。陽性な臓器に極陰性なものを与え続けるとこれもまた良くないんです。お酒も極陰性なものですが、ノコギリ課長はそれほど強くないのでそんなに飲めませんから、ノコギリ課長の場合はおそらくチョコレートなどの菓子類が原因だと思ってます。
中にはお酒が原因の方もいるかもしれませんね、お酒を飲むとアルコールの刺激と前立腺のむくみで尿道が圧迫され、おしっこが出にくくなるんですよ。こういう陰陽の極端の物にはホント、注意が必要なんです、全くやめろとは言いませんが、ほどほどにしといた方が賢明ですよ。
ノコギリヤシを東洋医学的に考える
それでは陰陽的にノコギリヤシを見てみましょう。ちょっとややこしいのでスルーしてもOKです。
ノコギリヤシは主にアメリカのフロリダ州に生息するヤシ目ヤシ科の小さなヤシで日本には自生していません。成長は極端に遅く長寿で米国南西部の固有種、フロリダには樹齢500~700年と推定される個体もあるということ。
ノコギリヤシはフロリダやメキシコに生息しているので地理的に言うと日本の沖縄くらいの緯度ですね、ということは暑い陽性な環境なのでそこに生息するものは、基本は陰性な部類です。こういう環境下では背の高い植物が多いですがノコギリヤシは背が低く長寿ということ。ということは陰性な中でも陽性な部類、それも長寿ということは陽性が強い部類です。しかもその実ということは最も陽性なものです。陰性の中の最も陽性な部類なので中庸に近いか少し陽性な食品と言えます。こういう食品は肉食などの陽性に傾いている人や、砂糖、お酒などを食べてきた陰性に傾いている人にはバランス的によい食品と言えます。
また、日本に生息していないということは、昔の日本人には前立腺肥大、前立腺がんは少ない病だったのではないかと思います。近年の食の欧米化や科学的食品、添加物などがもう一つの原因ではないでしょうか。
(あくまでもノコギリ課長の私見ですので科学的根拠はございません)
元々はインディアンが食べていた
北米インディアンが、古くからノコギリヤシの果実を男性の強壮や利尿のために食用として用いてきたということです。
また、インディアンだけでなくオオカミも食べていた形跡がありますので北米のオオカミは毛並みが良いとされています。
中国でも「棕櫚」(シュロ)という名で、古くから泌尿器疾患の漢方薬として使用されていた歴史があります。1960年代になって、ノコギリヤシの果実の油性成分が前立腺肥大症による排尿障害に効果的であると示され、1990年、フランスのシャンポール医学博士が「前立腺肥大症に特異的な効き目がある」と報告しました。これを機に一気にヨーロッパの医学界の注目を集め、現在ヨーロッパの数カ国(フランス・イタリア・ノルウェー・ドイツ・ベルギー・スウェーデンなど)では医薬品として認可されています。
欧米ではノコギリヤシは医薬品
ノコギリ課長が実際に飲んでみた感想は?
近年いろいろな製品が出回っていますが、ノコギリ課長はノコギリヤシサプリを10種類くらいは過去に飲んでいます。現在も毎日飲んでますが飲み始めてもう6年くらいになりますので、ノコギリ課長と同じような症状のある方にはホントお勧めのサプリです。個人差もあるかと思いますが放置していても良くはなりませんので泌尿器科に行くか、サプリで試してみることをお勧めします。
ノコギリ課長の症状
・尿の勢いがない
・排尿までに時間がかかる
・尿が二手に分かれる
・頻尿
・夜中もトイレで起きる
・おしっこが我慢出来ない
・尿漏れ