前立腺肥大の治療法

治療法は3種類

1、西洋医学の薬


つまり薬を飲むということです。大きく分けて2種類の薬があります。
一つは自律神経の機能に作用するもの、もう一つは男性ホルモンに作用するものです。程度が重傷でなければどちらか処方されます。自律神経系の薬として数種類の薬がありますが、根本的治癒には至らず、飲んでいる間は排尿も楽になりますが、止めると戻ってしまいます。最もポピュラーなのがα1ブロッカーというお薬で頻尿を軽減したり、尿道を広げたりします。あとハルナール、フリバス、アビショット、エブランチル、ユリーフなどがありますね、どれも飲んでいる間は楽になりますが、前立腺肥大症が治癒するわけではないのでやはり止めちゃうと元に戻ってしまいます。
もう一つの種類として男性ホルモンに作用するプロスタールというのがあります。こちらの方は前立腺を小さくしようとするものですが、数カ月にわたって投与しないと効果が出ず、止めるとこちらも元に戻ってしまいます。また勃起不全などの副作用も発生しやすいようです。

2、手術で切り取る

手術方法も何種類かありますが、主だったものをご紹介します。が、読んでいてあんまり気分のいいものではありませんのでサラッといきます。

経尿道的前立腺切除術(TUR-P)
内視鏡の先端に装着した切除ループ(電気メス)を尿道から挿入して電流を流し、削るように肥大した前立腺を切除していく手術。比較的ポピュラーな方法のようですが何か痛そうですね・・・

レーザー前立腺蒸散術
これも尿道から高出力のレーザーが出る内視鏡を挿入し、肥大した前立腺をレーザーで焼いていく方法です。近年はこちらもポピュラーになりつつありますね、出血量が少なく大きな前立腺肥大にも行うことができます。

経尿道的マイクロ波高温度治療(TUMT)
こちらは先ほどのレーザーの代わりにマイクロ波を発射し、熱によって組織を壊死させることによって前立腺内腺を縮小します。簡単に言うと電子レンジと同じ原理のようです・・・で、で、でんしれんじ・・・ヒェ~!ということです。また、再手術率が高いという報告もあります。さ、さ、さいしゅじゅつ・・・ヒェ~!

恥骨後式前立腺摘除術
大きくなってしまった前立腺を開腹手術によって除去するシンプルな方法です。最近はあまり行われなくなっているようですが、上記手術が出来ない場合はお腹を切って取り除く方法しかありません、傷が10cmほど残るようです。

3、東洋医学の生薬、漢方薬

前立腺肥大の治療薬として植物由来の薬や漢方薬が使われます。漢方薬は古来より薬草などを利用して作られた薬ですね、西洋薬同様に肥大した前立腺を小さくしてくれることは残念ながらありませんが、副作用が少ないことや身体にやさしい事で服用される方も多いようです。ただ効いてくるのに少し時間がかかるという点もあります。漢方薬の種類として八味地黄丸(はちみじおうがん)、六味地黄丸(ろくみじおうがん)、猪苓湯(ちょれいとう)などがあります。市販されているのもありますが、ごく一般的な配合になっていますので少々手間ですが、出来たら専門店にて個人に合った配合を依頼される方がいいと思います。

そしてもう一つ植物由来の薬、ノコギリヤシです。北米のインディアンが古来より強壮、利尿、鎮静効果のある民間薬として食されていました。またノコギリヤシには育毛の効果もあるようで近年ではそちらの商品も多々出ているようです。そういえばハゲのインディアンってあまり想像できませんね。まぁ時間のある時にまたこちらの方は調べておきます。

ノコギリ課長が選んだのは?


はい、レンジでチン・・・ではなくノコギリヤシにした訳です。漢方もいいかなと思ったのですが、近所に思っているような漢方薬屋さんがなく、あったとしても個別に配合してもらったらいくらかかるのかな?と思ったり・・・
手術は絶対NO!だしね・・・コワイし・・・幸いノコギリヤシがあったのでホント楽になりましたよ。久しぶりに買って良かったと思える製品だと思いました。

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